骨折によくある症状
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ギブスをしている足の周辺が痛む
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骨折をなるべく早く治して元の日常生活に戻りたい
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治療後、数年経過するがまだ痛みが残っている
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骨折すると骨が太くならないか心配
骨折は、ひびから複雑骨折まで
一言に骨折と言っても、小さなひびから複雑骨折まで骨折の症状は様々です。
気が付かないくらいの小さい骨折(ひび)の場合であっても、
放置しておくと骨がくっつかないままになってしまうこともあります。
正しい診断と処置を行っていきましょう。
【骨折】早期回復メニュー Recommend Menu
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電気治療では、筋肉を緩ませて血流をよくすることで、肩こりや腰痛を緩和します。
骨折をしたらどうすればいいの?
スポーツや日常生活で骨折をしてしまったら、初めての方は特に慌ててしまうかもしれません。
そんなときも、まずは落ち着いて対処することがなにより大切です。
骨折をしたときの応急処置を心得ておき、いざというときでも落ち着いて適切に対処できるようにしましょう。
まずは応急処置の方法になります。
●患部を冷やす
氷を入れた袋や保冷剤を使って患部を冷やします。
患部にあてるときはタオルなどでくるんで、直接氷をあてないように気を付けましょう。
●添え木(板や傘など)をあてて、包帯や布を使って患部を固定する
添え木を使って患部を固定することで、骨折部の安静を保てます。
このとき添え木を患部にきつくしばりすぎると、血流を妨げてしまうため注意しましょう。
また、股関節や背骨などは骨折していても気づかない場合が多く、応急処置をしないまま処置が遅れてしまうことも多いです。
痛いからと応急処理を怠り「安静にして寝てばよくなる」などと安易な考えでいると、処置が遅れるばかりか将来寝たきりになってしまう原因になってしまうこともあります。
【骨折の種類】
●外傷性骨折
一般的な「転倒して手を付いてしいまい受傷するような骨折」や「足をひねって受傷する足首の骨折」などを指します。
その他にも大きな力が加わり折れることがある太ももやすねの骨折など、比較的早急な処理が必要となるものです。
●疲労骨折
軽微な外的な力が患部にかかり続けて、それに骨が耐えられなくなり折れてしまう骨折です。
疲労骨折が起こりやすい部位は、痛みや腫れが生じている場合が多いです。
●病的骨折
骨の局所的疾患、全身的疾患のため骨の質がもろくなってしまい、正常の骨では起こらない軽微な外的な力によって引き起こされる骨折です。
原因となる全身的疾患には、骨形成不全症、変形性骨炎などがあります。
骨折しないためには?
日本人の平均寿命は年々伸びてきています。
長生きしても骨折せずに、生涯にわたりよく動く身体を維持するには、どのような生活習慣が大切になってくるのでしょうか。
また近年では若い方の骨折も見られるようになっています。年代別の骨折の予防について、詳しく見ていきましょう。
♦︎高齢者が骨折しないためには
なにより重要なのは「運動機能を維持し、転倒を予防する」ことです。
日本では、高齢期の90代などの方も多く骨折してしまいます。
高齢になると骨密度の低下で骨粗鬆症になりやすいため、歳を重ねてもできるだけ運動機能を維持して、転倒を予防することが大切になってきます。
●筋肉をつける
下半身の筋肉を重点的にトレーニングして、筋力強化に努めましょう。
スクワットやマシンを使ったトレーニングがおすすめです。
●柔軟性をつける
背中が丸くなり前かがみの姿勢でいると、つまづいた時に転倒しやすいです。
背筋が大事で、お腹をひっこめて胸を張る姿勢を維持するようにしましょう。
♦︎若い方が骨折しないためには
近年では、若い人でも骨粗鬆症になるリスクが上がっていると言われています。
骨粗鬆症は、女性ホルモンの減少により女性に多く発症します。
骨密度の低下には気が付きにくいものなので、若いころから骨の健康を意識しておくことが大切です。
●摂取する栄養を意識する
骨の栄養はカルシウム、葉酸、ビタミンの摂取が足りていることが必然です。
ただし、栄養を十分に摂取したから骨が強くなるわけでもなく、中には遺伝的に骨が弱い方もいます。
●骨の強度を上げる運動を習慣化する
高齢でも若い方でも、年齢に関係なく骨の健康維持には運動が関係してきます。
関節に衝撃や負荷をあまりかけない運動を選び、ぜひ習慣化してみましょう。
きりん鍼灸整骨院の【骨折】アプローチ法
骨折は適切な処置が遅れると、患部に後遺症が残ってしまうことがあります。
当院では地域の整形外科と連携を取り、骨折の早期処置と早期回復を促す施術を行っています。
まずは、当院で応急処置を行ったあと、病院で治療やレントゲン検査をしてもらいます。
そして、医師の同意を得たあとに当院で早期回復を促す施術を行っていきます。
今後の施術プランについて、骨の位置や関節の状態、腱や筋の状態を見ながら、ご利用者さんのスケジュールをご相談の上で決定します。
医師からリハビリ開始の許可が出たところで積極的な施術やリハビリを行っていきます。
リハビリを行わないことで、痛みが残ったり、固定により筋力が減ってしまい、元の状態に戻らないことなどもあります。これがいわゆる後遺症です。
リハビリの初期段階では、安静にしていたことなどにより、可動域が狭くなった関節や硬く衰えてしまった筋肉を優しくほぐしていきます。
適切な骨折への対処をし、損傷前と変わらない生活を取り戻しましょう。