ヨガ

ヨガってどんなもの？

近年日本でも「ヨガ」や「ホットヨガ」ブームが来ていますよね。

そもそもヨガとはどのようなものなのでしょうか。

ヨガの歴史やヨガに必要な呼吸法など、詳しく説明していきたいと思います。

【ヨガの歴史や発祥】

ヨガの起源は、現在から約4500年前、インド地方に生まれインダス文明で誕生したと言われています。
日本では、平安時代に瑜伽(ゆが)と呼ばれる瞑想を中心としたヨガが行われていました。日本でのヨガの歴史は以下の通りになります。

1958年　　沖正弘らにより「日本ヨーガ協会」設立
1970年代　第1次ヨガブーム
1980年代　第1回国際ヨーガ世界大会が開催され、フィットネス業界にも進出したことによりヨガの認知度が高まる
2010年代　現在ヨガ人口が100万人以上になる

【ヨガの呼吸法】

ヨガには特徴的な呼吸法があり、この呼吸がヨガにとって重要になります。

ヨガの呼吸は「プラーナヤーマ」と呼ばれており 「プラーナ」（生命、生気 ）と「アーマーナ」（静止、コントロール） といった語源が合わさった言葉になります。

ヨガでは単純に息を吸って吐くのではなく、止めることで生命エネルギーをコントロールし、身体の中を巡らせることで集中力を高め、リラックスした精神状態を作り出します。

ヨガの呼吸法にはいくつか種類があります。ここでは、代表的な5つの方法をご紹介します。

●腹式呼吸

息を鼻から大きく吸い込みお腹を膨らませ、口から吐くときにお腹をへこませる呼吸法
気持ちを落ち着けたり、リラックス効果が高い呼吸法

●胸式呼吸

息を鼻から大きく吸い込み胸の部分を膨らませ、口から吐くときに元の状態に戻す呼吸法
身体を活発にしたい、リフレッシュ効果が高い呼吸法

●片鼻呼吸(ナーディ・ショーダナ)

左右の鼻の穴で交互に息を吸ったり吐いたりする呼吸法
身体のバランスを整える効果

●ウジャイ呼吸

鼻から大きく息を吸い、吐くときに喉や鼻の奥の気管を細くするイメージで鼻から息を吐く呼吸法
身体を温める、血流の循環、内臓の活性化をする効果

●シータリー呼吸

口から息を吸うときに舌をストロー状にしそこから息を吸い込み、鼻から自然に息を吐く呼吸法
体温を下げる、頭をスッキリさせる効果

これらのヨガの呼吸法では、全身にさまざまな効果を発揮します。
ヨガの呼吸は体幹の筋肉(インナーマッスル)を多く使う呼吸になるため、インナーマッスルが鍛えられます。

インナーマッスルには基礎代謝の向上、姿勢の維持など、身体の重要な役割を担っています。
そのため、ヨガの呼吸を習得することで、心も身体も健康になることが期待できます。

ヨガには8つの段階があります

ヨガには八支則(はっしそく)と呼ばれる8つの段階があることはご存知でしょうか。
ここでは、ヨガの八支則について詳しくみていきましょう。

【八支則】

ヨガには八支則(はっしそく)という8つの段階・行法があります。

ヨガの多くの流派の基盤になるもので、ヨガの実践により精神の苦悩を克服して超越の境地に達し、最終的に完全なる悟りに至るまでの哲学が解説されています。

この中でも、「ヤマ」、「ニヤマ」はもっとも基本的かつ実践するのが難しいとも言える教えになります。

①ヤマ(禁戒)

日常生活で行ってはいけない5つの心得

・アヒサム(非暴力、不殺生)
・サティヤ(嘘をつかないこと)
・アスティヤ(不盗)
・プラフマチャリヤ(禁欲)
・アバリクラハ(不貪)

②ニヤマ(勧戒)

日常生活で実践すべき5つの行い

・シャウチャ(清浄)
・サントーシャ(満足、知足)
・タバス(苦行、自制)
・スヴァディアーヤ(学習、向上心)
・イーシュワラ・プラニダーナ(信仰、自在神記念)

③アーサナ(坐法)

瞑想を深めるための姿勢、座法。

④プラーナヤーマ(呼吸法、調気法)

瞑想を深めるための呼吸法、呼吸をコントロールする。

⑤プラティヤハーラ(感覚の制御)

感覚への意識を深め、繊細に感じ内的感覚を高める。

⑥ダーラナ(集中・精神統一）

意識を特定の対象物に留めておくこと。

⑦ディアナ(瞑想)

意識が努力なしに一方的に深く集中している状態。

⑧サマーディ(悟り、三昧、超意識)

ヨガの最終目的、煩悩からの解放。

きりんのごりらLABO【ヨガ】

当院では、資格を持ったヨガインストラクターが、その回ごとのテーマに沿って様々なポーズを決めてゆきます。

ヨガには

＊柔軟性を高める

＊姿勢改善

＊脂肪の付きにくい体への変化

＊体内環境を整えることにより若々しさを持続

＊ストレスの緩和で心を落ち着かせる・・・

こんな効果があります。

どれもこれも老若男女どなたにも当てはまるテーマ、ヨガ独特の時の流れの中で、しっかりデトックスしてみませんか？